[ふるよにS7]一ヶ月片手埋めミコトによる衣(レンリ)偽証入門
2021-12-23T00:00:01+09:00
嘘にまみれた衣のミコト、らいもふです。 拡張発売からずっと衣に片手埋めをして、偽証についてある程度言語化できたのでふるよに Advent Calendar 2021の23日目の記事として投稿いたします。 間もなくアドカレも〆でクリスマスということで気を引き締めて書いていきます。
- 注:ところどころ嘘が混ざっているかもしれません。
- 注:ルールを知っている前提で話を進めます。
偽証とは?
レンリ様(衣)のギミックでです。 幅広い選択肢を用意でき、最高のゲーム体験を与えてくれます。
偽証の本質について語ることは難しく、いまだ私個人の力で言語化できていません。 反証一発でゲームが決まる緊張感と不利な相手にもチャンスを作れる爆発力はとても気分がいいので好きな方は病みつきになることでしょう。
偽証に必要な条件
効果的に偽証をするためには二つの条件があります。
- 本物と偽物、両方の可能性があること
- 相手が反証してもしなくても不利になる可能性があること
この二つの重要な条件について書いていきます。
本物と偽物、両方の可能性があること
これはとても大切です。 両方の可能性がなければ、基本的に偽証は機能しません。
絶対に偽物だと確信できる偽証なら相手は必ず反証するはずです。 衣のミコトなら必ず相手から見たカードの位置と、表にした枚数を把握しておきましょう。
例外として、嘘突きで無理やりカードを表にする場合がありますが、今回は書きません。
相手が反証してもしなくても不利になる可能性があること
例えばルルララリを採用していて盤面で不利を作ると、相手が一切反証しなくなることがあります。 これは、一切反証しなければ相手は有利な盤面を維持できるときに発生します。
このような状況を作らないために、衣は有利な盤面を維持する必要があります。 反証してもしなくても相手が困らないのであれば、残念ながらその試合は負けていると言って良いでしょう。
衣の相方にはパワーが必要
偽証による有利を維持するために、衣の相方にはパワーが必要です。 わかりやすい例を上げるなら、月影落を構えている、とか、黄幕に入れる、とかそういうものです。 敗北をちらつかせることによって相手は偽証反証の舞台に否が応にも立つことになります。
リーサル時の偽証は効果抜群!
リーサル時の偽証はとても効果的です。 攻撃を生成しない行動札、付与札や全力札を偽証に使用すれば、赤札が一枚増えます。 手札が全部赤札であっても相手が間違って反証すると1/1が一回増えます。 当然強いです。
反証~反証するときに考えたいこと~
反証とは対戦相手に与えられた権利です。 反証について書くのは長い記事になってしまうため今回は軽く触れます。 少々反証側の視点に立ってどのように反証すべきか触れてみましょう。
まず、反証するかどうか決定する際にその偽証が上二つの条件を本当に満たしているかよく確認してください。 どちらかを満たしていなければその偽証は破綻しています。 利益を引き出すことは容易でしょう。
また、反証失敗すれば確実に負ける盤面の場合、反証せずに負ける可能性がないか落ち着いて考えてください。 相手がルルララリを構えている時によく生じる盤面です。 多くの場合、そこまでライフが減っていると、反証しなくて負けることがあります。 よく考えてダメそうならあなたはすでに理不尽な二択に巻き込まれています。
偽証と反証の傾向は人による
偽証側反証側双方に言えることですが、偽証を本物で行うか偽物で行うか、反証をするかしないかは人によります。 また、なんらかの傾向はあっても偽証側反証側ともに絶対同じ行動を取るということはありません。 このことはよくよく肝に命じておいてください。
先程も話したように、反証するかしないかどちらか片方が相手にとって安定という盤面が成立するならその偽証は失敗しています。
~うまい偽証のために~
- 相手の性格をよく考えましょう。
- 本物のカードを所持している確率を考えましょう。
偽証初級デッキ紹介〜古衣〜
ここからは、偽証をしたことがない!という方のために偽証入門を書いていきます。 手慣れた衣使いの方からするとまどろっこしいことをしていますが、入門と言うことでご容赦ください。
デッキコンセプト|月影の横から偽証カードと煽り殺陣が揃ったときだけ偽証しよう
慣れないときにおすすめの偽証方法は、偽証カードと煽り殺陣が手札に揃ったときだけ偽証をすることです。 道中は嘘突き、リーサル時は玄塗りの偽証がおすすめです。 古刀のリーサル時に行われる偽証はとてもうっとうしいです。
仮想対面
- 月影が通る相手。
- 間合い2に着地する相手。
- フレアをいじめてこない相手。
- 攻撃札の多い相手。
基本カード一覧
- 乱打
- 一閃
- 柄打ち
- 癇癪玉
- 嘘突き
- 玄塗り
- 煽り殺陣
- 月影落
- 不完全浦波嵐
- ルルララリ
ゲームの流れ:基本は古刀
このデッキは基本的に古刀のデッキです。 そのため、多少偽証に失敗していても火力は足りている場合が多いです。 もちろん偽証に成功すると美味しいのできっちり偽証していきましょう。
序盤:最初の偽証で化かし合い
宿前をしながら間合い2まで行きましょう。 道中殴られますが、うまく受けて平気な顔をします。
3ターン目に、間合い3は踏めないけど間合い5にはいけるという局面になるかと思います。 それでは間合い5を踏んで、適当なカード(おそらく玄塗りが良いでしょう)を伏せて言ってみましょう。
「偽証します。都度打ちです」
このデッキには都度打ちは入っていませんが、この偽証はやっておいた方がよいです。 なぜならこの都度打ちは相手のリテラシーを問う都度打ちだからです。 この都度打ちに対する相手の様子で、相手の反証に対する方針が予想できます。
衣にとっては序盤の1リソよりも相手の反証に対する方針を知る方が大切なのです。 例えば、ここを悩まず通す人であれば、反証に対して消極的であるか、無知であるか、あるいは予め反証方針を決めている可能性が上がります。 ここでしっかりと見極めてください。
中盤:嘘突き偽証でちまちま打点を取る
古刀なので二巡目か三巡目以降乱打を握ってリーサルまで決して手放さないでください。 乱打を手放したら負けます。
二巡目はもう一枚の手札は嘘突きか煽り殺陣をキープします。 両方揃った際に、嘘突きか煽り殺陣を嘘突きとして偽証します。 うまくいけばライフを1点取れます。 (古刀相手に反証失敗した場合に、焦燥と2/1の両方をオーラで受ける人はあまりいないでしょう)
慣れてきたら、煽り殺陣を持っていないタイミングでも嘘突きを偽証してみましょう。 案外ライフを取れます。
終盤:偽証と決死でリーサルを取る
決死になったらリーサルターンです。 三巡目移行の手札は乱打と柄打ちをキープします。 可能ならここまでに12フレア(月影とルルララリor月影と不完全浦波嵐の分)ほしいです。
相手の攻撃に不完全浦波嵐を合わせることが可能なら、不完全浦波嵐を使用して返しのターンでリーサルを取ります。 そうでなければルルララリを構えながらリーサルを取ります。
終盤の手順
相手が有効な対応を持っていない場合、最初のカードは、嘘突き偽証、玄塗り偽証、柄打ち、乱打の四パターンがあります。
- 嘘突きは反証されやすく、玄塗りは反証されづらい傾向があります。(あくまで傾向です)
- 煽り殺陣を持っていたら要検討。
- 癇癪玉を持っていたら偽物偽証。
- 手札がすべて赤ければ本物偽証。
- 引いている確率が偏っていそうならそれも考慮。
その後赤札を叩きつけて勝ちます。 この時重要なテクニックとして、柄打ちの後の偽物玄塗りに反証された場合は攻撃が発生していないためさらに次の攻撃に柄打ちのバフが乗ります。
偽証テクニック集
偽証にまつわるちょっとしたテクニックをまとめました。 難しいことではありませんが、意識すると勝率が上がるので気にしてみましょう。
- カウンティング
- ドロー前考慮時間
- 確定リーサル時の偽証
カウンティング
偽証に限らずふるよにでよく使われるテクニックです。 相手に対して表にしたカードの枚数と内容を数えます。
例えば、自分の通常札を七枚すべて見せていたら、眼前構築で選んでいないカードでの偽証は成立しなくなります。
ドロー前考慮時間
リーサルターンのドローの直前に考慮時間を取ります。 残り山札が3枚の時によく行われる手法で、ドロー内容を確認する前になんのカードで偽証するか考えておく、というものです。 ドロー内容に引っ張られてプレイングが歪んだり、ドロー内容が顔や声でバレるのを防ぐための行動です。
(二重に考慮時間を取って遅延しようという意味ではありません)
確定リーサル時の偽証
衣を宿す場合は、確定リーサルが見えていても必ずカードを偽証して使用しましょう。 理由は、確定リーサルで偽証をしない人だと思われると確定リーサルがない別の試合で確定リーサルがないことが相手にバレるからです。
リーサルが見えている場合に無駄な行動をはさむのは一般にマナーが悪いとされる行為ですが、一見無駄な行動をはさまないと別の試合で不利になるため仕方がありません。 衣のミコトが確定リーサルで上記のプレイングをしてもそれは舐めプではないことをご承知いただきたいです。
まとめ
以上、偽証入門でした。 偽証はとてもよい体験なので、ぜひともレンリ様を宿してみてください!
アドカレも残り2日!
今回の記事執筆にあたり協力してくださった皆様に感謝を!